3月10日

  今日は友人からの紹介でその人の親戚のJ君の引っ越し手伝いに出かける。

一人暮らしで、東京から茨城に戻って再就職するらしい。

  一人暮らしの引っ越しといっても、その荷物はうちの軽トラ一台だけでは運べないこと

は今までの自分の引っ越しの経験で分かっていたので、友人に荷物を極力減らすようにとい

っておいた。
  
しかし見て、驚いた。

冷蔵庫、洗濯機、靴の棚、衣装ケース(4~5段)、テレビ、パソコン、電子レンジ、ベット

(分解してくれた)、ベットソファー、ソファー、掛布団、ホワイトボード、照明、加湿

器、飯器、調味料棚、シャンプー棚、扇風機、ダンボール(中)、段ボール(小)、靴、掃

除機、自転車・・・。

記憶しているのでこのくらいだろうか。

始めは

「もう一度では無理だろうな。」

と思った。

「でも、やってみなくちゃわからねぇ!」

 なるべく空きスペースがないように、まず大きいものを積んで、空いたスペースに小さ

い物を入れていった。
  
 テレビやパソコン、照明などは、なるべく毛布などの柔らかいもので包み、なるべく負荷

のかからないところに、置いていった。
 
 一個一個置き場を考えて積んでいくので時間はかかる。そのうち、あれよあれよと高くな

っていった。見事な高さだった。
 
 「残りあと調味料棚と、シャンプー棚、自転車か・・・。」



 石屋時代によく

「積めるか?」ではなく

「積むんだよ!」と親方にどやされたものだ。

その教訓がよみがえってきた。

不思議と最後には何とかなってまうものだった。


しかし、高速道路には乗るし、無理はできない。

もうこれ以上高くはできない、仕方なく、残った二つの棚を分解することにした。

そしてシートをかけ、最後に自転車をのっけた。
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 ロープは首都高にも乗るので、ぐるぐるにかけ入念に入念に点検した。

 車中では、J君とよく話をした。今までの経緯、社会の事、これからのことな

ど・・・。

どこか自分と似たような匂いがした。
 
 20代、まだまだこれからの人だ、これからもいろいろな人にあって、いろいろなことをし

て、成長していくのだろう。私も負けてはいられない。自分を振り返っている暇はない。

私も挑戦中だからだ。J君には頑張ってほしいと思った。そして、この日話した熱き思いを

忘れないでほしい・・・。

するとに突然

「ブワー!」

っと横からの強風でハンドルがとられる。

「おとっと!」

ハンドルを切り返し、正路を保つ。ハンドル持つ手は緊張でこわばる。

積んだ荷物がどうかなってしまうんじゃないかとも思ったほど強風だった。

途中3回くらいパーキングなどにとまり積み荷の点検をした。

でも、さすが自分!一度もロープを縛りなおすことはなかった。

おでこをなでおろして「ふー!」である。


2,3時間運転して、新居についた。
 
荷物を運び入れ、今度は友人の家に向かった。
 
そこでは、温かいお風呂と、おいしい食事、一杯と温かくお出迎え頂き、

今日一日の緊張がほぐれていった。