3月9日
今日もチラシ配りに奔走する。
家を出てすぐ、常連Yさんがゴミ捨てにきたところに出くわす。
「これからあれか!(チラシを配る素振り)」
「どの辺行くの?」
「あの辺りね~。」
「あそこの交差点をまっすぐ行ったところにも家がけっこうあるから行ってみな!」
「散歩だと思っていったらいいんだよ!」
(ありがたい。そうだな。もっと気楽にやってもいいんだな・・・。)
Yさんは大切なことを気づかせてくれる。
「ありがとう!じゃあ行ってくる!」
ぽちぽち配っていって、夕方になった。仕事にはありつけなかったが、こんなものかな。
Yさんのおかげで余裕ができたのか、
この玄関「Welcom!」だって、この家の人は客人をもてなすオープンな人なんだろう
な、とか。
またこのお庭きちんと手入れがされていて心がこもっているな、とか。
またその逆だったり。
このような家からはどんな人が出てくるのだろうかと想像するのも結構面白いなと思え
てきた。
明日の準備もあるし今日はこのくらいにしようかな。と最後と決めた一軒に向かうと
お婆さんが玄関前で何かをされている。目が合ったので、駆け寄って
「近くの便利屋なんですが・・・。困ってることとか今後何かありましたら、チ
ラシだけでも・・・。」と伝える。
一瞬いやな顔をされたので、チラシを渡すだけでもいいか。と思っていると、
「引き戸の下のコロコロ直せる?」
「ちと見てくんない?」と突然言われる。
「・・・はい!」
見ると、台所のガラス戸の戸車がだいぶすり減って周りの木枠が敷居に擦れている。
「これは戸車を替えないと・・・」
「そうなの私も大工の娘でね。ちょっと前にこうやって細工したんだけど・・・。この扉重
いでしょ。もうできなくなって。」
見ると、戸車の接合部分に牛乳パックの紙が何層にも重ねてあって高さを調節してあった。
この昔の人の何でも自分でやろうとする根性がすごいなぁと思う。
「ちとホームセンター行ってサイズ見てみますね。」
ホームセンターには同じサイズの物もあったが、同じものなら、また何かで高さを調節しな
ければならない。だからもう一つ大きいサイズ物を買うことにした。
「うまく入ってくれよー!」と願いつつ、
案の状、端の金具が少し当たる程度だった。
カッターの刃で少しずつ木枠を削り、金具が入った。
扉を元に戻して試してみると、
スーッと扉が何の抵抗もなく開くし、閉まる。
見ていてこちらも気持ちいい。
「あぁ~良かった。ありがとうございます!」
大変喜んでいただいたので、こちらもうれしかった。
帰り、ふたたびYさんに会った。
「仕事もらったよー!」
「そうか!よかったな。戸車か。はち太郎さんなんでもできるからな。そうやって一個一個
やってけばいいんだよ!」
「うちのペンキもそろそろ頼むよ!」
気づけば辺りはもう暗かった。
今日もチラシ配りに奔走する。
家を出てすぐ、常連Yさんがゴミ捨てにきたところに出くわす。
「これからあれか!(チラシを配る素振り)」
「どの辺行くの?」
「あの辺りね~。」
「あそこの交差点をまっすぐ行ったところにも家がけっこうあるから行ってみな!」
「散歩だと思っていったらいいんだよ!」
(ありがたい。そうだな。もっと気楽にやってもいいんだな・・・。)
Yさんは大切なことを気づかせてくれる。
「ありがとう!じゃあ行ってくる!」
ぽちぽち配っていって、夕方になった。仕事にはありつけなかったが、こんなものかな。
Yさんのおかげで余裕ができたのか、
この玄関「Welcom!」だって、この家の人は客人をもてなすオープンな人なんだろう
な、とか。
またこのお庭きちんと手入れがされていて心がこもっているな、とか。
またその逆だったり。
このような家からはどんな人が出てくるのだろうかと想像するのも結構面白いなと思え
てきた。
明日の準備もあるし今日はこのくらいにしようかな。と最後と決めた一軒に向かうと
お婆さんが玄関前で何かをされている。目が合ったので、駆け寄って
「近くの便利屋なんですが・・・。困ってることとか今後何かありましたら、チ
ラシだけでも・・・。」と伝える。
一瞬いやな顔をされたので、チラシを渡すだけでもいいか。と思っていると、
「引き戸の下のコロコロ直せる?」
「ちと見てくんない?」と突然言われる。
「・・・はい!」
見ると、台所のガラス戸の戸車がだいぶすり減って周りの木枠が敷居に擦れている。
「これは戸車を替えないと・・・」
「そうなの私も大工の娘でね。ちょっと前にこうやって細工したんだけど・・・。この扉重
いでしょ。もうできなくなって。」
見ると、戸車の接合部分に牛乳パックの紙が何層にも重ねてあって高さを調節してあった。
この昔の人の何でも自分でやろうとする根性がすごいなぁと思う。
「ちとホームセンター行ってサイズ見てみますね。」
ホームセンターには同じサイズの物もあったが、同じものなら、また何かで高さを調節しな
ければならない。だからもう一つ大きいサイズ物を買うことにした。
「うまく入ってくれよー!」と願いつつ、
案の状、端の金具が少し当たる程度だった。
カッターの刃で少しずつ木枠を削り、金具が入った。
扉を元に戻して試してみると、
スーッと扉が何の抵抗もなく開くし、閉まる。
見ていてこちらも気持ちいい。
「あぁ~良かった。ありがとうございます!」
大変喜んでいただいたので、こちらもうれしかった。
帰り、ふたたびYさんに会った。
「仕事もらったよー!」
「そうか!よかったな。戸車か。はち太郎さんなんでもできるからな。そうやって一個一個
やってけばいいんだよ!」
「うちのペンキもそろそろ頼むよ!」
気づけば辺りはもう暗かった。
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