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  1月7日

 今日はお寺で出会った植木屋さんに紹介していただいたHさん宅のお庭のお手入れ。

その紹介してもらった植木屋さんは会社自体が廃業してしまって、1人では回り切れなくなってふと私

のことを思い出し依頼してくれたそうだ。


 Hさん宅は階段を上った小高いところにあって、崖の上家の境に貝塚イブキという植木が垣根となっ

て並んでいる。今日は主にそこと、それと2.5メートルくらいのシュロの伐採、その他ツツジやサツキ

などをお手入れしてほしいとのこと。

 こういった植木系のお仕事には助手(といっても母であり、実はこちらの方が植木に精通していて本

チャンである。)が同行することになっている。

 始めて少しして風が吹いてきた。そのうち、自分も持っていかれるほどの風も頻繁にやってくるよう

になった。崖の下の家に伐採した葉が落ちないようにブルーシートも用意しても、強風に煽られて葉っ

ぱも一瞬のうちにどこかへ飛んで行ってしまう。

「バタ! バタ!」また風が吹いて下に敷いているシート、崖下に落ちない用のシートも少しもそこにと

どまってくれない。やってはシートを敷き直し、やっては直しとはかどらない。

「これは大変だ!」

ただでさえ、崖の上の生垣の崖側の面をどうやってやろうかと悩んでいるところ、この強風も相まって

まさにダブルパンチである。

母にシートの片側を持ってもらい、こちらも片手で押さえながら、片手でバリカンを扱うという高度な

技で何とかやり過ごした。

お家の奥様が

「こんな時に大変ねぇ~。」と言ってくれた。


もともと植木屋が手が回らなくてこの時期になってしまった。

貝塚イブキはこの時期の剪定に適していない。とりあえず今回は伸びすぎた芽の剪定と形よくする程度

で了承してもらった。(本当は門の入り口のところ傘がさせるくらい左右両側をざっくり刈ってほしい

といわれた。)
 
 今回、強風の中の現場はなかなか堪えた。

作業を終え軽トラに戻ると車の暖房がとてもありがたく生き返るようだった。