1月5日
 
  2021年 明けましておめでとうございます。

 昨年は便利屋創業の年であり、コロナ過で大変な思いをされておられる方がいる中、自分は両親、周

りの人に支えられながらも便利屋の仕事を続けられていることにただただ感謝いたすばかりです。


 さて今年のお仕事初めは、やはり私にとって恩人(私が営業して初めてお仕事を頂いた)Yさん宅。

Yさんはとても気さくな方で、仕事の予定を聞きたくてと電話してみると、

「そんないつ、いつ、入るだの堅苦しい!もう明日空いてる?今日いい?そんなんでいいんだよ!」

といわれる。この余裕素晴らしい。

でもこちらも暇ならともかく、ありがたいことに1月は仕事の予定がある程度入ってしまったので、自

分の予定表をにらめっこし、前日の夜(昼に電話しても出なかったので)電話すると

今度は向こうから

「そろそろ作業の日程でもきめようか?今度の仕事ははしご用意したりしないと・・・」

と言ってこられる。

「(内心 あれれ?こんなハズじゃなかったのだけれども)すいません。明日はどうですか?」

「ん?明日?」一瞬言葉に詰まってひと時の沈黙のうち、

「ま、いいか。やってみっか!」

 さすがYさん。

こちらは予定通りいったことに内心ほっとする。


 30年を経て、2階のテラスの骨組みの鉄骨がもう錆びて床板を支える鉄骨は2~3本はすでに朽ちて

いる。

その何本かは新しいものに交換し、取り外しができないところのものは何だか船を補修するやり方で穴

を埋めるらしい。それが終わったら全体の塗装と。

 僕の仕事はその下準備のさび落とし。ワイヤーブラシを使って錆を落とし、凸凹を取ってペンキがつ

きやすいようにする。

Yさんはいつも冗談まじりの人なのだが、仕事となると、真面目である。

「ヘルメットしてな。万が一のために長綱した方がいいよ。錆び落ちるから目は気を付けろ、はい、こ

れゴーグルな。」

全部道具も用意しててくれ、ケガしないようにきちんと説明してくれる。まるで専門家の親方みたい

だ。

「この人は一体何をしてきた人なのだろうか」と時々思う。

聞けばトラックの運転手だったらしいが、

そこからこの手ほどきは想像もできない。


 鉄骨をワイヤーブラシでこするとボロボロと錆びた鉄片が剥がれていく。

「30年もすると鉄もこんなにも朽ちていくんだな。こうならないようにペンキの塗り替えというのが大

切なんだなぁ~。」「これは酸性雨のせいかな?」なんて思いながら作業を進めていく。

 はしご乗りながらの高い所、鉄骨と鉄骨が入り組んだ手の入りにくい所でなかなか体勢がきつい。

始めは寒さでが動きもおぼつかなかったが、やっていくうちに体が温まっていき、その内ガツガツ勢い

がついてくる。


一緒に仕事をし、急げともいわれない。

逆に「急ぐな。」と言われる。

朝も早くないし、夕方も日暮れ前まで。

お茶も10時、3時と長話をし、

なんとものびのびできるプレッシャーゼロの稀な現場。

新年の仕事始めにまさに持ってこいの一日だった。


 明日もがんばろう!