11月6日
  
 今日は母の友人から床のワックスがけと換気扇掃除を依頼される。以前居られた旦那様がワックスがけはよくやられていたとのことである。今回は2回目で前回は障子の張替えを行ったのだが、アルミ製の障子枠で、塗料がもう剥がれかかっていて、これでは糊はつかないと念には念と両面テープにしたところ、次の日になって「障子紙が剥がれてしまっているんですが・・・」と電話が来た。
最後に水をかけてしまったのが原因ではないかとおもっているのだが、それにしても両面テープで一回でピンと貼るのは難しい。そんな落ち度をさらしてしまったのだから、今度こそはしっかりとやらねばと気合が入る。
 もうある程度は片づけは済んでいとたので床の埃を取り、拭きにかかる。
黒ずみが気になったので、「前よりきれいに!前よりきれいに!」と渾身の力を込めてごしごしこすって落とした。
 ワックスがけは少し難しかった。食卓の椅子が何個かあったのだが、そこには荷物がいくつかおいてあって、どかすような場所も見当たらないし、置き場所をやりくりすれば大丈夫だろなんて思っていたら、端から攻めていって、気づいたら最後は椅子と自分の陣地しか残っていない。仕方なく自分の足跡がつくことになった。ワックスは二度塗り希望だったので、2度目丁寧にやればなんとかなるだろうなんて思っていたら、一度目、厚めに残ったワックスのところが乾いておらず、そこに2度目を塗ったらワックスがかすれてしまった。
昼休みを挟んで、これでは様子を見て3度塗りしようかとも思って、午後の部に出かけると、もう絨毯が敷かれており、床はほぼ隠れていた。
「ほ」っとしながら次の換気扇掃除に取り掛かる。
フィルターがついているから油汚れもそんなではないだろうと思っているとそんなことはない結構な厚みのある油がびっしりこびりついている。そんなこんなで、換気扇掃除も結構時間がかかってしまった。それなのに
「結構時間がかかったわね。適当でいいのよ!」なんていって、奥様はあまり仕上がった換気扇も目もくれない様子。
こちらはただきれいにと必死になっていたのだけれど、この人にはそこまでのことを求めていないのかもしれない。もっと余裕をもって世間話したりこちらももっと楽にやった方が相手も喜ぶのかもしれない。ハウスクリーニング屋ではないんだから・・・
かといって便利屋の仕事って・・・?。
んー!まだまだ修行が足りません。