2020年9月24日

便利屋を始めるにあたって
「はじめは仕事をとるの大変だから。」口々に耳にしていた。

「さあ今日からチラシ配りはじめるかー!」
まずは隣近所から、目標300メートル先ほどにある友達の家までは行こう。
「隣のTです。便利屋始めました。よろしくおねがいします。」
と言って回った。
ほんの7、8軒回ったところで、
「なんだ、Tさんの息子か。なんだ便利屋って?今ペンキ塗っているんだけど、塗れるか?、ま、入れ。お茶でも入れるよ。」
昔の民家。ずらーっと見ただけで、塗装面積かなりある。それをこの人一人でやっているのだ。
ペンキの他にもスコップ類、削岩機、コンプレッサー、道具があちこちに散らばっている。
この人なんでも一人でやってしまうすごい人なんだ。昔の百姓魂がそのまま残っている人。そういえば昔の人はなんでも自分でやったんだ。家作り、修繕、作物作り、家畜、味噌、醤油、食べ物に至るまで。そんな人には到底かないません。
この人の家にしばらくお世話になることなった。
仕事も丁寧に教えてくれ、一緒にやってくれる。教えてもらいながらやらせていただける。こんな有難いことはない。仕事も「焦らないでいいよ。」「ゆっくりやっていいから。」と言ってくれる。
ほんと自分の家から数軒先の家だから、遅く出て、早く帰ることができる。お茶の時間も少しでいいとすぐはじめようとするとYさんも一緒はじめられる。ほんと親切でパワフルな人。
そして、やっている姿が、タンクトップと柄パンツ一丁でかっこいい。一体この人はいくつなのだろうかと思う。
4日かかり、屋根下のペンキ塗り(下塗り)終わりました。
今度は玄関回りの整地をさせてくれるそうです。ほんとにありがたいです。